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NEC「LAVIE HZ750/G」のバッテリーを換装しました!

バッテリーの換装後

こんにちは!

NECのノートパソコン「LAVIE HZ750/G」のバッテリーがまったく充電できなくなって数年が経ちました。
仕様頻度が低いため換装せずにいましたが、お盆休みということもありパソコンいじりできる時間ができたので、思い切って換装しました。
換装作業は非常に簡単で、プラスの細いドライバー1本あれば自分で簡単に実施できます。

やはり電源ケーブルなしでノートパソコン操作できるのは、本当に快適ですね。

今回はNECのノートパソコン「LAVIE HZ750/G」のバッテリー換装についてレポートします。

新旧のバッテリーについて

もともとのバッテリーと換装する新しいバッテリーについて説明します。

もともとのバッテリーはNEC純正品「PC-VP-BP116」

NECのノートパソコン「LAVIE HZ750/G」にもともと装備されているバッテリーはNEC純正品「PC-VP-BP116」です。
バッテリー

「PC-VP-BP116」のスペックは次のとおりです。

  • PC-VP-BP116
    • OUTPUT: 11.4V
    • 容量: 3660mAh(45Wh)

新しいバッテリーは純正品でなく口コミの良い互換品

新しいバッテリーは純正品でなく口コミの良い互換品としました。
純正品なら安心ですが、やはり高価(2万円以上)です。
その点、互換品であれば9千円程度です。

口コミで信用できそうな互換バッテリーを調査・検討し、「EUKOY」の互換バッテリーを選択しました。

EUKOYの「PC-VP-BP116」互換バッテリーのスペックは次のとおりです。

  • REPLACE FOR PC-VP-BP116
    • OUTPUT: 11.52V
    • 容量: 3618mAh(42Wh)

純正品とは微妙に異なるスペックですが、近しいです。

互換バッテリー

換装手順

それでは、NECのノートパソコン「LAVIE HZ750/G」のバッテリーを換装します。
換装手順は次のとおりです。

  1. 裏ブタのネジ(銀12本)をすべて外す
  2. 裏ブタを開ける
  3. バッテリーの上の固定テープをはがしてケーブルを浮かす
  4. バッテリーのコネクタを外す
  5. バッテリーのネジ(黒1本)を外す
  6. バッテリーを外す
  7. 新しいバッテリーを付ける
  8. バッテリーのネジ(黒1本)を付ける
  9. バッテリーのコネクタを付ける
  10. バッテリーの上の固定テープをつけてケーブルを固定する
  11. 裏ブタを閉じる
  12. 裏ブタのネジ(銀12本)をすべてつける

ひとつひとつ具体な手順

1. 裏ブタのネジ(銀12本)をすべて外す

裏ブタのネジ(銀12本)をすべて外します。すべてプラスネジです。精密ドライバーがおススメです。
裏ブタのネジ

2. 裏ブタを開ける

裏ブタのネジ(銀12本)をすべて外したら、裏ブタを開けます。裏ブタの端から爪やヘラを入れて浮かせば、簡単にペラッと外れます。
裏ブタを外したところ

3. バッテリーの上の固定テープをはがしてケーブルを浮かす

裏ブタを開けたら、バッテリーの上の固定テープ(下の画像の赤丸の箇所)をはがしてケーブルを浮かします。
バッテリーの固定テープ
※手順3~5は順不同です。

4. バッテリーのコネクタを外す

裏ブタを開けたあと、バッテリーのコネクタ(下の画像の赤丸の箇所)も外します。
バッテリーのコネクタ
※手順3~5は順不同です。

5. バッテリーのネジ(黒1本)を外す

裏ブタを開けたあと、バッテリーのネジ(黒1本。下の画像の赤丸の箇所)も外します。
バッテリーのネジ
※手順3~5は順不同です。

6. バッテリーを外す

バッテリーのネジ(黒1本)を外したら、いよいよバッテリーを外します。
浮かしたケーブルの間をうまいこと知恵の輪のようにいったり来たりしながら、簡単に外せます。
外し終わると、下の画像のようになります。
バッテリーを外したところ

7. 新しいバッテリーを付ける

もともと付いていたバッテリーを外したら、新しいバッテリーを付けます。
外した時と同様に、浮かしたケーブルの間をうまいこと知恵の輪のようにいったり来たりしながら、簡単に付けられます。
付け終わると、下の画像のようになります。
バッテリーを付けたところ

8. バッテリーのネジ(黒1本)を付ける

新しいバッテリーを付けたら、バッテリーのネジ(黒1本。下の画像の赤丸の箇所)を付けます。
バッテリーのネジ
※手順8~10は順不同です。

9. バッテリーのコネクタを付ける

新しいバッテリーを付けたあと、バッテリーのコネクタ(下の画像の赤丸の箇所)を付けます。
バッテリーのコネクタ
※手順8~10は順不同です。

10. バッテリーの上の固定テープをつけてケーブルを固定する

新しいバッテリーを付けたあと、バッテリーの上の固定テープ(下の画像の赤丸の箇所)をつけてケーブルを固定します。
バッテリーの固定テープ
※手順8~10は順不同です。

11. 裏ブタを閉じる

バッテリーのネジ、コネクタ、固定テープをすべて付けたら、裏ブタを閉じます。

12. 裏ブタのネジ(銀12本)をすべてつける

裏ブタを閉じたら、ネジ(銀12本)をすべてつけます。
裏ブタのネジを付ける

以上で、NECLAVIE HZ750/G」のバッテリーの換装手順は完了です。

まとめ

今回はNECのノートパソコン「LAVIE HZ750/G」のバッテリー換装について説明しました。
新旧のバッテリーのスペックと、具体的な換装手順について説明しました。
機種によるかもしれませんが、バッテリーの換装くらいであれば、ドライバー1本で自分で簡単にできることを共有できたら嬉しいです。

なお、機種は異なりますが、Windows 11 化やSSD化について記事があるので、よろしければ是非ご覧ください。
intellista.hatenablog.com

【合格者談】DX検定の最上位「プロフェッショナルレベル」を一発で取得した勉強方法!

こんにちは!
DX検定の最上位レベルである「プロフェッショナルレベル」を一発で取得しました。

DX検定は、「日本イノベーション融合学会」が認定する民間資格になります。
DXの推進には単なるITの知識だけではなく、各種産業・研究分野(金融、流通、医療、自動車、飲食、宇宙、深海、など)への応用事例や法律、最新動向といった幅広い知識が必要となります。
DX検定に向けた学習を通じて、これらの知識を効率よく把握できました。

DX検定には「合格」はなく、TOEICのようにスコアがでます。スコアは1,000点満点です。
また、スコア上位の成績優秀者にはレベル判定も出ます。

  • 800以上:「DXプロフェッショナル レベル」
  • 700以上:「DXエキスパート レベル」
  • 600以上:「DXスタンダード レベル」

本記事では、このDX検定の最上位レベルである「プロフェッショナルレベル」の取得に向けて取り組んだ勉強方法をご紹介します。

学習時間と学習内容

学習期間は20日でした。
※申込日(2023年6月20日)から試験当日(2023年7月9日)までの日数が20日です。

ただし、この毎日学習したわけではありません。

  • 公式のe-Learning「DX Study」を「18.7時間ほど」(e-Leaningの学習時間の表示は18時間42分18秒)
    • 1問1答の「トレーニングモード」を、ひたすら繰り返しました。
      • 「トレーニングモード(全60問)」を7周(延べ420問)解きました。
      • 5週目(延べ300問)までは重複問題は2~3問。6~7周目は全問重複問題でした。
      • 7周目は、試験当日の1時間前に最終ウォーミングアップで駆け抜けました。
    • 「アセスメントモード」も少し味見しましたが、全問解いてから回答を確認できる仕組みのためスキマ時間での利用にはフィットせず、効率が悪いと判断して利用を中止しました。

DX検定学習時間

ただ、私の場合、ひとつ考慮すべき点があります。
このDX検定の直前に類似の認定資格試験「DX推進アドバイザー認定試験」を受験(合格)しました。
つまり、知識の土台として「DX検定」向けの学習だけでなく、その直前までに行った「DX推進アドバイザー認定試験」向けの学習も合算するのが、より正確です。

「DX推進アドバイザー認定試験」向けの学習期間は「53日間」、学習時間は「38.5時間ほど」、学習抱負は「公式e-Learning + 公式テキスト」です。
※詳しくは、下記の記事をご参照いただけますと嬉しいです。
intellista.hatenablog.com

まとめると...

No. 試験種別 学習期間 学習時間 学習方法(教材)
1 「DX推進アドバイザー認定試験」向けの学習 53日間 38.5時間 公式e-Learning + 公式テキスト
2 「DX検定」向けの学習 20日 18.7時間 公式e-Learning
3 合計 73日間 57.2時間 -

ということで、学習期間「73日間」、学習期間「57.2時間」でのDX検定「プロフェッショナルレベル」一発取得といえます。

なお、「DX推進アドバイザー認定」「DX検定」の順に受験したのは意図的です。
前者が後者より易しく、学習・試験の日程もシーケンシャルだったので、この順に知識を習得(し、その証に合格)することにしました。
(もしかしたら、試験業界内でもそのように試験日が調整されているのかもしれませんね。)

学習ツールとして「Notion」が神的な貢献!

DX検定の公式e-Learning「DX Study」の学習では、「Notion」を活用しました。
「Notion」は無料のメモアプリで、静的なWebサイトを作る感覚でサクサクと文書を作れるツールです。

「Notion」を使ってやったことは、e-Learningの解説をNotionにコピペしてキーワードなど重要単語や説明を強調する、というものです。

私の場合、e-Learningの解説をただ目で読むだけでは頭に入りにくく、ほとんど残りませんでした。
長年、紙の参考書に傾向マーカーや赤線で書き込みしながら頭にインプットしていくスタイルだったためかもしれません。
このスタイルにこだわりはないのですが、試しに似たような方法(Notionで重要単語や説明を強調)を思いつき、やってみたら知識がしっかりと定着しました。
Notionは操作性もよく、学習を阻害することはありませんでした。
紙の参考書に傾向マーカーや赤線で書き込みしている方にはオススメの方法だと思います。

具体的には、次のように活用しました。(画像は問題や解説のイメージになります。)

  • (1) DX検定の公式e-Learning「DX Study」の「トレーニングモード」で1問、解く。そして解説を読む。
    問題と解説のイメージ
  • (2) 解説を「Notion」にコピペする。(自分用なので公開は厳禁)
    ※その際、「問1」といった問題番号と、「用語 / 製品サービス / ニュース」といった理解するべきキーワードの種別もメモしておく。
    解説
  • (3) 「Notion」にペーストした回答について...
    • (3-1) 「キーワード」について「太文字+下線+赤文字」にする。(Ctrl+BUキー、Ctrl+Shift+Hキー、の操作で一瞬)
      Ctrl+BUキー操作後
      解説のキーワードを太文字化
      さらにそのままCtrl+Shift+Hキー操作後
      解説のキーワードを赤文字化
    • (3-2) 「キーワードの説明」、「自分にとって重要と判断した箇所」について「太文字+下線」にする。(Ctrl+BUキーの操作で一瞬)
      解説の重要箇所を太文字化

試験当日

試験は自宅受験で、オンライン試験です。
試験時間は60分で、問題数は120問。「30秒/問」という高速回答が求められます。

試験問題の内容は下記のような印象でした。

  • (1) 3割程度:公式e-Learning「DX Study」とソックリまたはその延長、といった問題
  • (2) 3割程度:公式e-Learning「DX Study」を理解していれば何とか推測できるかもしれない問題
  • (3) 4割程度:まったく知らない問題(2023年の最新動向など)

(1)(2)を試験勉強により大幅短縮できたので(3)を考える(推測や憶測する)時間をかなり捻出できました。

試験結果

結果は受験者にメールで通知される試験画面にログインして確認できます。
私の場合、ちょうど1か月後(2023年8月9日)になると試験結果のボタンが表示され、スコア表示や認定証ダウンロードが可能になりました。

DX検定認定証

なお、IPA定義による「DX推進人財像」と比較した際の最上位人財「プロデューサー」に対応する850点に、あと一歩とどかなかったので、次回更新の際にはリベンジできればと思います。

まとめ

本記事では、このDX検定の最上位レベルである「プロフェッショナルレベル」を一発で取得するために取り組んだ勉強方法をご紹介しました。
また、勉強で活用した無料のメモツール「Notion」についてもご紹介し、具体的な活用方法を説明いたしました。

IT系の知識は、認定資格試験の学習を通じると体系的に効率よく習得できます。

他にもIT系の認定資格試験について、いくつかの記事を書いております。
よろしければ、下記の記事もご参考いただき、スキルアップに役立てて頂ければ幸いです。

intellista.hatenablog.com

【合格者談】DX推進アドバイザー認定試験に一発合格した勉強方法!

こんにちは!
DX推進アドバイザー認定試験に一発合格しました。

DX推進アドバイザー認定試験は、「一般財団法人 全日本情報学習振興協会」が主催する民間資格になります。
DXの推進には単なるITの知識だけではなく、各種産業・研究分野(金融、流通、医療、自動車、飲食、宇宙、深海、など)への応用事例や法律、最新動向といった幅広い知識が必要となります。
DX推進アドバイザー認定試験に向けた学習を通じて、これらの知識を効率よく把握できました。

本記事では、このDX推進アドバイザー認定試験の一発合格に向けて取り組んだ勉強方法をご紹介します。
試験当日の様子もレポートします。

学習時間と学習内容

学習期間は53日間でした。
※申込日(2023年4月26日)から試験日(2023年6月18日)の前日(2023年6月17日)までの日数が53日です。

ただし、この毎日学習したわけではありません。

  • 公式のe-Learningを「37時間ほど」(e-Leaningの学習時間の表示は36時間58分)
    • 講義の1つ目だけ、12分ほど聴講
    • 答練(1問1答)の問題集(36問)を2周
    • 模試(100問、90分)を2周ちょい(延べ210問)
      • 1周目:83問/100問正解
      • 2周目:10問/10問正解 ←操作ミスで途中で試験終了
      • 3週目:85問/100問正解
  • 公式テキスト(500円、紙媒体、A5サイズ)を「1.5時間ほど」
    • サンプル問題(30問)を2周(延べ60問)
    • テキスト本文は、サンプル問題で不正解だったキーワードを参照するのみ。

ということで、学習時間は「38.5時間ほど」(=37時間+1.5時間)となります。

試験日の3週間前までは、平日はときどき1時間以内、休日は2時間くらい、といったペース。公式e-Learningの答練2周目までと模試を半周し、公式テキストのサンプル問題も1周弱。
ただ、直前の2週間は仕事が忙しくなった(言い訳……)で全く学習できず。
試験直前の数日で公式e-Learningの3週目と、公式テキストのサンプル問題2周目まで完了させました。

DX系の認定資格試験は、とにかく「キーワード(単語)を理解する」というものが多いようです。
それに気が付いて、講義動画は早々に切り上げ、問題集での〇本ノックに徹しました。

このDXの「キーワードを理解する」ということ。
当然と言えば当然なのですが、DXについて何か体系だった手法が確立しているわけではありません。
デジタル(IT)の知識と産業の知識とその組み合わせ方を広く把握して俯瞰することが、推進者の土台として必要です。
知識と知識の組み合わせによるイノベーションを生み出すためにも、既存の知識や組み合わせ方の理解は有効だと思います。

なお、「キーワードを覚える」ではなく「キーワードを理解する」と表現したのは意図があります。
「覚える」のは単なる「丸暗記」のニュアンスで、日本の高度成長期に重視された「知識の再生」が目的です。
一方で「理解する」とは、そのキーワードの意味だけでなく背景や目的、事例や考え方など「そのキーワードを自分のことばとして語れる状態に持っていく」ことです。

「覚える」だけの「知識の再生」ができたところでDX推進の実務では何ら使い物になりません。
この試験の学習を通じて得たキーワードを「自分のことばとして語れる状態に持っていく」ことで、初めてDXを推進できる(かもしれない!)土台ができます。

(この試験に限らず、いまの学校教育やリスキリングは、「知識の再生」でなく、得た知識を前提とした「創造性」にようやく軸足を移しているように見えます。)

私の受験目的も「DXを推進できるよう、DXの知識や最新動向を効率よくできるだけ網羅的に習得したい」というものだったので、キーワードのシャワーを浴びることで、自身の中で積み重ね、キーワードのつながりを構築していく作業は楽しく、効率的かつ有意義でした。

試験当日

試験日(2023年6月18日)の試験会場は、東京大学 駒場キャンパスでした。
渋谷から京王線で数分の駒場東大前駅を降りて目の前です。
晴れていたのでストレスはなかったのですが、屋根は続いていないので雨天であれば傘は要りそうです。

試験前

1時間ほど前についてしまったのですが、意外と受験者がいました。
一緒に列車を降りたのは30人ほど、そして東大の門内にも数十人いました。
当日は「DX推進アドバイザー認定試験」だけでなく、 「全日本情報学習振興協会」が主催する他の資格試験も開催されているようでした。

試験会場の建物への案内も距離も特に不便はなかったです。
建物内にはお手洗いがあったのですが、女性用はフロアが限られていたので、注意が必要かもです。(受験室の黒板に丁寧に案内はありました。)
当日水分を取りすぎることもなく、余裕をもって現地でもお手洗いは済ませたので、問題はなかったです。

受験室に入ると、1時間前ではありますが、何名か着席していました。
広くも狭くもない、昔ながらの長机・固定椅子の大学の教室です。
「(長机) 道 (長机)」といった配置で、黒板から20列ほどの長机がありますした。
もう少し細かく言うと、「(人 空 空 人 空 人) 道 (私 空 空 人 空 人)」といった配置でした。(伝わりますかね……?)
私の左は通路、右は2席空いていたので、隣と離れていて集中しやすい割とラッキーな環境でした。
前の机とは少し距離が近かったのですが、試験が始まってしまえば気になることもなかったです。

なお、今回はあまり必要なかったかもですが、脳内血糖ブーストするために、近所のコンビニで「一口チョコ」を買って試験前に食べました。

試験中

試験中、特に不便はなく、ひたすら黙々と100問を90分(54秒/1問)で高速処理し続けました。
頑張って高速処理したのですが、100問目の解答と同時に試験終了の合図。見直す時間は1秒たりともありませんでした。

あと面白かったのは、通路の右側は「DX推進アドバイザー認定試験」ではない、別の認定試験の方々でした。
試験時間も異なり、「DX推進アドバイザー認定試験」は90分ですが、別の認定試験は60分でした。
同じ受験室で、別の試験と抱き合わせ、という状況は初めてでした。
が、私たちの試験中にぞろぞろ(できるだけ静かに)退出されていくだけのことで、気になる点はありませんでした。
試験中、野外で工事のような音が遠くに響いていましたが、こちらも試験が始まれば意識することがなかったです。

試験後

試験を終えたあと、駅へ向かう途中に漏れ聞こえる会話で「時間がギリギリだった」「最後はとにかくマークシートを塗りつぶした」「不適切なものを選べ、という問いは選択肢を全て読む必要があり時間がかかった」といった声も聞こえてきました。

なお、試験当日の夕方には、YouTubeで解答を確認できます。
確認の結果、8割を超えていたので、いったん一安心といった当日でした。
(試験問題はA4サイズの冊子で、冊子にも自身の解答がわかるように印をつけながら受験しました。)

試験問題の傾向

あくまで今回かもしれませんが、試験問題(100問)の内容ザックリ、次のような比率でした。

  • 約5割:公式e-Learningや公式テキストで見かけた(もしくは似た)問題
  • 約3割:公式e-Learningや公式テキストの学習から何となく推測できそうな問題
  • 約1割:AIがらみ(G検定合格での学習で理解済)、ITエンジニアとしてはもともと知っている内容
  • 約1割:全然わからん

受験した感想としては、下記の知識は合格に必要かと思いました。

  • 公式e-Learningと公式テキストは最低限マスト
  • 加えて、AI周り(教師あり・教師なし・強化学習、とか)の概要を把握しているとよさそう

なお、AI周りの入門資格(といっても知識ゼロからだとかなり勉強が要りました)については、下記をご参考いただけると嬉しいです。
intellista.hatenablog.com

試験結果

結果は公式サイトの合格発表ページからログインして確認できます。
合格発表│DX推進アドバイザー認定試験│デジタルトランスフォーメーション検定

次の画面で受験番号と生年月日を入れます。
受験番号は受験票(はがき)に記載されている番号(受験申込時のメールに書かれた受験番号ではなく)ですのでご注意ください。
合否結果ログイン

ログインすると、いきなり合否が表示されるようです。
私は合格していました(ひと安心)。
合格通知

まとめ

本記事では、このDX推進アドバイザー認定試験の一発合格に向けて取り組んだ勉強方法をご紹介しました。
試験当日の様子もレポートしました。

IT系の知識は、認定資格試験の学習を通じると体系的に効率よく習得できます。

他にもIT系の認定資格試験について、いくつかの記事を書いております。
よろしければ、下記の記事もご参考いただき、スキルアップに役立てて頂ければ幸いです。
intellista.hatenablog.com

【図解シリーズ】デジタルバッジの取得方法まとめ


こんにちは!

デジタルバッジをご存じですか?

デジタルバッジとは、自分が保持する認定資格をオンラインで公開できる仕組みです。
ブロックチェーンの技術により偽造や改ざんが困難な形式で、個人の一意なURLで認定済の資格をロゴなどとともにSNS、ブログ、メール署名などで公開できます。
特にIT系の資格には普及が進んでおり、企業や大学などでも導入の取り組みが始まっています。

今回は、この「デジタルバッジ」について、私が取得した資格を例にして、具体的なバッジの取得方法や、管理サイトでのインポート方法に関する記事をまとめます。

これらの記事を読めば、認定機関や資格ごとのデジタルバッジを取得できることに加え、管理サイトにインポートして一元管理できるようになります。
どの記事も図解になっているので、記事を片手に無理なく取得できると思います。

是非チェックしてみてください!

デジタルバッジの取得方法

デジタルバッジの取得方法を図解で説明する記事をご紹介します。

Oracle認定資格

次の記事では、Oracleの認定資格について、デジタルバッジを申請して取得する手順をご紹介します。
intellista.hatenablog.com

この記事では、まだデジタルバッジが存在しなかった頃の過去に取得したOracle認定資格について、デジタルバッジを申請して取得する手順をご紹介しています。
Oracleにオンラインでバッジを申請した後、Credlyというデジタルバッジの配布・管理サイトに登録し、取得します。

EXIN認定資格

次の記事では、EXIN認定資格について、デジタルバッジを申請して取得する手順をご紹介します。
intellista.hatenablog.com

EXIN認定資格は、世界中のITプロフェッショナルを認定するオランダの企業「EXIN」が提供している多様なIT資格です。
この記事では、EXIN公式サイトでデジタルバッジを購入し、EXIN指定のデジタルバッジ管理サイト EXEED でデジタルバッジを取得する方法をご紹介しています。

認定スクラムマスター(Ceritified Scrum Master; CSM)

次の記事では、認定スクラムマスターの認定資格について、デジタルバッジを申請して取得する手順をご紹介します。
intellista.hatenablog.com

認定スクラムマスター(Ceritified Scrum Master; CSM)は、Scrum Allianceが提供しているスクラムマスターの技能を証明するための認定資格です。
この記事では、資格認定機関である Scrum Alliance に登録してあるメールアドレスを使い、BadgeCert という Scrum Alliance 指定のデジタルバッジ配布・管理サイトにアカウント作成してデジタルバッジを取得する方法をご紹介しています。

G検定

次の記事では、JDLAが提供するG検定およびE資格について、デジタルバッジ取得する手順をご紹介します。
intellista.hatenablog.com

この記事ではオープンバッジの受領、アカウントの作成、ウォレットで確認といった一連の手順をご紹介しています。

デジタルバッジの管理サイトでのインポート方法

デジタルバッジの管理サイトに、すでにお持ちのデジタルバッジをインポートする方法を図解で説明する記事をご紹介します。

オープンバッジウォレット(Open Badge Wallet)

次の記事では、デジタルバッジの配布・管理サイトのひとつである「オープンバッジウォレット(Open Badge Wallet)」で、すでにお持ちのデジタルバッジをインポートする方法を説明します。
intellista.hatenablog.com

対応しているデジタルバッジであれば、いろいろな場所で取得したバッジをインポートして、一元管理できます。

まとめ

この記事では「デジタルバッジ」の具体的な取得方法や、管理サイトでのインポート方法に関する記事をまとめました。
どの記事も図解になっているので、記事を片手に無理なく取得できると思います。
また、認定機関や資格ごとの「デジタルバッジ」について取得するだけでなく、管理サイトにインポートして一元管理できるようにもなったと思います。

なお、「デジタルバッジ」を得るためには、そもそも資格試験に合格する必要があります。IT系の資格試験について、合格するための勉強のコツや参考書、問題集などをご紹介する記事を、下記にまとめています。
こちらも是非、チェックしてみてください!
intellista.hatenablog.com

FILCOのリストレスト「MACARON」2種を1か月すこし使った感想!快適です!

keyboard

こんにちは!
今回はキーボードで有名なFILCO社が販売しているキーボードやマウス用のリストレスト「MACARON」の快適さをご紹介します!

もう「快適」と結論を書いてしまいましたが...

この後の記事には「具体的にどう快適なのか」「どう使ったら快適だったのか」などの詳細を説明いたしますので、是非お読みいただければ幸いです!

製品のラインナップ

FILCOリストレスト「MACARON」のラインナップ(本記事の執筆時)は、次のとおりです。

厚さ

厚さ(高さ)は次の2種です。

  • 12mm
  • 17mm

お手持ちのキーボードに合わせて選ぶことになります。
私の場合、手持ちのキーボードは17mmが多いです。(手持ちの「FILCO Majestouch MINILA」も17mmです。)

横幅

横幅は次のの4種です。

  • L(445mm)
    • フルサイズのキーボード向け
  • M(365mm)
    • テンキーレスのキーボード向け
  • S(305mm)
  • S・分割型(150mm × 2)
    • Sサイズを2等分に分割したものです。マウスやテンキーパッド向け。ゲーミングデバイスの左手キーボードにも合いそうですね。

お手持ちのキーボードに合わせて選ぶことになります。

奥行

奥行は全品80mmです。
本当に過不足のない大きさで、手のひらにフィットします。

色は次の7種です。(カッコ内は私の主観です!)

  • Papaya(鮮やかで爽やかな優しいオレンジ)
  • Rainy(かすかに青みのある明るい曇り空のようなグレー)
  • Lavender(優しく落ち着いたパープル)
  • Forest(ゴルフの芝生を彷彿とさせるグリーン)
  • Cinnamonラクダを彷彿とさせるキャラメル色)
  • Ash(無彩色で暗すぎず明るすぎないシックなグレー)
  • Flamingo(ネット限定のパステルピンク)※Flamingoは、Lサイズ、Mサイズのみ

私の主観ですが、全て落ち着いた爽やかな色で、全色パステとまではいかないものの程よく白みがかった優しいトーンです。
気持ちも落ち着きます。

なお、公式サイトで「Flamingo」は通販限定との記載がありますが、Amazonでも購入が可能ですね。

厚型17mm・Lサイズ・Flamingo 厚型17mm・Mサイズ・Flamingo

購入したリストレスト(2種)

厚さ17mm・Sサイズ・Forest色

緑のリストレスト
FILCO Majestouch Wrist Rest "Macaron" 厚型17mm・Sサイズ・Forest

緑という癒しの色あい。
そしてその緑もキツくなく弱くもない、程よい心地よい色合いが本当に気に入りました。

厚さ17mm・Sサイズ・分離型(2分割)・Ash色

グレーのリストレスト
FILCO Majestouch Wrist Rest "Macaron" 厚型17mm・Sサイズ・分離型(2分割)・Ash

ForestのMACARONを購入し使用したところ、非常に具合がよいことを確認できたので、トラックボール・マウス用に分割型を追加で購入しました。

色はグレーが希望でしたが、グレーのラインナップは2種(Rainy、Ash)とあり、どちらが良いか迷いました。
明るめのRainyか、シックなAshか...
結果、私の場合、Rainyよりは暗めで落ち着いたAshを選びました。
無彩色なので、家具やデバイスと合わせやすそうですし、ForestのMACARONとも相性がよさそうだったので。
(結果、家具やデバイス、ForestのMACARONともよく合いました。)

購入のきっかけと気に入ったポイント

それまで長年、樫の木に本牛革を貼った硬いリストレストを使用していました。
ソコソコ高級な品物で、気に入ってはいました。
しかし、何しろ硬いのでリストレストに触れる手のひらの下部(下図の赤丸の箇所)には重さがかかり、手のひらの付け根が赤く痛くなります。
キーボード使用時に手のひらの痛い部分
木も革もクッション性が皆無なため、痛くなるのは当然なんですよね。
高さはキーボードにジャストフィットでしたので、ないよりは快適です。
しかし、手が痛くなるのは悩みの種でした。

そこでようやく巡り合えたのがこのFILCO 「MACARON」です。
適度なクッション性で、固すぎず柔らかすぎず。手は痛くなく、ヘタりやすくもないです。
キーボードのリストレスト

硬くないリストレストならほかにもあります。
でも、FILCO 「MACARON」はとても良いんです!

上面は「ウルトラスエード」という東レの繊維技術で開発された高感度・高機能の素材となっていて、触り心地はまるでスウェード。触るだけで和みます。

さらに底部はグリップ力の強い「マイクロセルポリマー」となっており、ずれることなくストレスフリーです。

なお、大切に使う予定ではあるものの、やはり経年変化のある消耗品だと思います。
消耗品である点を踏まえると価格が気になりますが、お手頃なのも気に入ったポイントのひとつです。

私の使い方

FILCO の「MACARON」をどう使ったら快適なのか、一例として私の使い方をご紹介します。

キーボードのリストレスト(手首や肩がラク

リストレストの基本の使い方は、「キーボードの手前に置く」という超基本の使い方です。

コンパクトキーボードのリストレスト

コンパクトキーボードとリストレスト
コンパクトキーボードFILCO Majestouch MINILA」にSサイズの「MACARON」がジャストフィット。


キーボードとリストレストがピッタリのサイズです。
キーボードのリストレスト

ご参考までに、私が仕事で愛用している上図のキーボード「FILCO Majestouch MINILA」は下記です。

無線タイプの登場前に購入した有線タイプを使用しています。
遊んでいる両親指で押せるFnにより、ホームポジションから手を動かさずにカーソルやバックスペース、Del/Ins、Home/End、ファンクションキーがすべて打てます!
ホントにヤバイくらい超高効率で手放せません!

Cherry MXスイッチ(黒軸、茶軸、青軸、赤軸、など)違いでバリエーションがあるので、購入するときには注意が必要です。
私は、打鍵の力が軽めで底打ち前に反応する、早打ちに強い赤軸を使用しています。
(でも赤軸は少し賑やかです。より静音の桃軸が気になります...)

なお、これから買うなら、少し高価ですが無線タイプがいいかもしれません。カラーバリエーションも豊富ですし。
私もときどき、無線タイプに浮気しそうになりチェックしています。
ご参考までに、いくつか代表的なカラーバリエーションを下記のとおり掲載します。

黒(黒軸の例)
ミルクフレーム
(桃軸の例)
イチゴフレーム
(桃軸の例)
MatteBlackフレーム
(桃軸・MatteBlack配色キーの例)
SkyGrayフレーム
(桃軸・MatteBlack配色キーの例)
ASAGIフレーム
(桃軸・SkyGray配色キーの例)
Camouflageフレーム
(桃軸・MatteBlack配色キーの例)
漆/漆黒フレーム
(桃軸・MatteBlack配色キーの例)
漆/銀河(金)フレーム
(桃軸・SkyGray配色キーの例)

各フレームについて軸、キー配色の組み合わせがあります。
キー配列は日本語、英語とありますので、間違えないようご注意ください!

テンキーレスキーボードのリストレスト

テンキーレスのキーボードとリストレスト
テンキーレスキーボードにも、Sサイズの「MACARON」がフィット。


アルファベットキーやEnterキーのあたりまでピッタリとカバーできるので、見た目も使用感もいい感じです。
テンキーレスのキーボードのリストレスト

本来であれば、テンキーレスのキーボードにはMサイズがジャストフィットです。
しかし個人的には、PrintScreenキー、Delキー、Insキー, Homeキー, カーソルキーなどは使用頻度が低いので、これらのキーがあるエリア(上図の赤点線枠内)にリストレストがないSサイズでも快適です。

ちなみに、私が使用しているテンキーレスのキーボードは、韓国のゲーミングキーボード「GTune MBL35」(絶版品)です。
テンキーレスのキーボード
韓国のBTOパソコンメーカー「한성(ハンソン、Hansung)」のブランド「한성컴퓨터(ハンソンコンピュータ、Hansung Computer)」のキーボードです。
以前お仕事でご一緒した方が持参していたのですが、そのカッコよさに一目ぼれして当時Gmarketでネット購入しました。
5000円ほどと安価ながらもメタルボディとアクリルの質感がよく、気に入っています。
なお、韓国語のキーボードは英語配列なので、英語配列のキーボードを使ったことがあれば問題なく使えると思います。

トラックボールやマウスのリストレスト(手首や肩がラク

トラックボールリストレスト

トラックボールの手前分割型の「MACARON」がフィット。

下図はコンパクトキーボードの右側にトラックボールを配置したイメージです。
トラックボールのリストレスト
キーボードの手前にはSサイズの「MACARON」を、トラックボールの手前には分割型の「MACARON」の1つを置いています。

ご参考までに、私が愛用しているトラックボールは「Kensington Expert Mouse」です。

有線タイプ 無線タイプ

私のものは有線タイプ(上図の左側)ですが、そのあと無線タイプ(上図の右側)が発売されてかなり経ちます。
価格もほぼ同じなので、これから買うなら無線タイプ(USB、Bluetooth、両対応)がオススメです。

この「Kensington Expert Mouse」の手前に、リストレストとして分割型のFILCO「MACARON」を置いています。

「Kensington Expert Mouse」には購入時に純正のリストレスト(少し硬め)が付属しますが、私は2~3年で壊れてしまいました。
それ以降は市販の小さなリストレストを使っていましたが、今回「MACARON」に交換しました。
17mmの分割型「MACARON」は、「Kensington Expert Mouse」には高さも奥行も硬さもちょうどよく、非常に快適です!

マウスのリストレスト(キーボード使用時の肘もラク

マウスの手前に分割型の「MACARON」がフィット。
キーボード使用時の肘のリストレスト

上図のキーボードはテンキーレスのキーボードの例です。
ついでに分割型のもう一つの「MACARON」を左肘のあたりに配置します。
こうすると上図のように、マウスの時もキーボードの時も手首や肘を「MACARON」がサポートしてくれて、非常に心地よいです。
分割型は柔軟に配置できていいですね!

番外編: 単に肘をつくときの肘レスト(肘や肩がラク

キーボードを使うでもマウスを使うでもなく、単品でも重宝します。
切れ目ない長時間の連続リモート会議で疲れてきたときや、PC作業に限らず何かをじっくりと考え込むときなど、机に肘をつくときが私はしばしばあります。
そんな時、机上の「MACARON」が肘にジャストフィット
考え込むときの肘のリストレスト

あまりやりすぎるとすぐにヘタってしまいそうで心配ですが...
肘が痛くならず、重宝しています!

まとめ

今回はキーボードで有名なFILCO社が販売しているキーボードやマウス用のリストレスト「MACARON」の快適さをご紹介しました。
記事では「具体的にどう快適なのか」「どう使ったら快適だったのか」などの詳細を説明いたしました。
キーボードやマウスの使用時間は、特にパソコンを使うデスクワークでは長時間になります。
できるかけ身体に負担をかけないようにできれば、快適で気分もよく、効率も上がりそうです。
この記事がお役に立てば幸いです!

謝辞

本記事のイラストは、次の記事を参考にパワーポイントで自作しました。
次の記事には本当に感謝です!
www.pc-koubou.jp

【合格者談】AWS Cloud Practitioner と Solutions Architect - Associate に家事しながら3か月で無理なく一発合格した勉強方法!


こんにちは!
今回は、AWS Certified Cloud Practitioner 試験と AWS Certified Solutions Architect - Associate 試験の両方に一発で合格した勉強方法をご紹介します!

世間には1週間とか2週間で一発合格!といった記事も見かけるのですが、私には向いていませんでした。
フルタイム日勤で家事も育児もあります。
この記事では、無理なく3カ月コースで2つの試験を取得した方法をご紹介いたします!

私のスペック

学習開始時の私のスペックは次のとおりです。

  • AWS実務経験なし(知識もなし)
  • 情報処理安全確保支援士(ネットワークの知識はそこそこある)
  • アプリケーションエンジニア(15年ほど。ほぼアジャイル

スケジュールと学習時間

スケジュールと学習時間を説明します。

学習開始から AWS Certified Cloud Practitioner 試験には2カ月AWS Certified Solutions Architect - Associate 試験にはプラス1か月(計3か月)で合格しました。
図で表すと次のとおりです。
概要スケジュール

AWS Certified Cloud Practitioner 試験向けの勉強は AWS Certified Solutions Architect - Associate 試験の勉強に包含されます。前者は後者の中間地点、といった感じです。
前者は57時間、後者は41時間ほどかけました。
大枠では、次のステップで学習を進めました。

  • ステップ1
    • まず「教育」を活用して数日でギュッと濃密に全体の概要を体系的に把握しました。基本となる考え方や全体像を最初に理解することは、経験上、最も効率がよいです。
  • ステップ2(上図の緑色)
    • その後は2か月ほど、AWS Certified Cloud Practitioner 試験向けに「Web問題集」「書籍」「Udemy」といった教材を活用しました。
  • ステップ3(上図のオレンジ色)
    • そしてこの知識を継続して拡張するかたちで、さらに1か月間、「書籍」「Udemy」を活用し AWS Certified Solutions Architect - Associate 試験の水準まで理解を深めました。

教育はAWS Certified Cloud Practitioner 試験向け、AWS Certified Solutions Architect - Associate 試験向け、の両方を受講しました。
(厳密には後者の教育は試験向けではなく、試験合格水準の方々向けの実務向けの教育になります。)
私の場合、両者の教育が学習開始時付近であったことと、結果的には両者とも AWS Certified Cloud Practitioner 試験向けの固い土台になったことから、本記事では両者とも AWS Certified Cloud Practitioner 試験向けの扱いとしています。

あと、重要だと思うのは、合格の期日の目標を設定することです。
私の場合、12月に開始した時点で、ザックリと「今年度中(3月まで)には2試験とも合格する」といった目標にしました。
Web上では数週間で合格、といった記事も散見されましたので、無理のない(かつこれができないのはNGといったプレッシャー込みの)スケジュールです。

私の場合、AWS Certified Cloud Practitioner 試験の少し前から AWS Certified Solutions Architect - Associate 試験向けの学習期間中、幸いにも実務でAWSに関われました。
ただし実務とはいっても、実際にAWSの管理コンソールからAWSを操作する構築作業は全くなく、あくまで知識として必要なサービスを調査・理解し、机上で構成を検討するといった内容でした。
Amazon WorkSpaces といった試験範囲外のサービスも実務の対象でしたが、リージョン、AZやVPC、EC2、S3など主要なサービスに関する基礎的な知識や AWS Direct Connect、Amazon CloudFront といったよく使われるサービスの理解も土台として必要だったので、うまく学習とリンクさせられました。

ご参考までに、もう少し詳細化したスケジュールも掲載します。
詳細スケジュール

記載されている各AWSサービス名の意味は、今はわからなくても心配ありません。
AWS Certified Cloud Practitioner 試験向けの学習が1周ほどすると、イメージがつかめると思います。

上図の「小分類」には、具体的な学習コンテンツの名称を記載しています。
各コンテンツのご紹介は、本記事で後述しますので、こちらもここでは意味がわからなくても大丈夫です。

なお、上図では、私の都合に合わせて学習期間が空白の箇所もいくつかあります。
感覚的に、空白の期間を詰められれば、3分の2くらいには学習期間を圧縮できたかもしれません。
私の場合は、無理せず、生活や勤務とのバランスをとりながら上述のスケジュールで進めました。

Cloud Practitioner 試験向けの学習方法

AWS Certified Cloud Practitioner 試験向けに行った学習方法をご紹介します。

導入教育

バウチャーチケット付きの教育「AWS Partner: Cloud Practitioner Readiness」を受講しました。
AWS Certified Cloud Practitioner」試験のバウチャーチケット付きです。
AWS Partner 企業限定の教育かもしれないのですが、勤務先で受講可能であれば選択肢としてはオススメです!

この教育は、本当に超高効率でした。
教育を受けるまでの私は、EC2はなんとなく聞いたことがある程度、VPCやS3なんて聞いたこともない、といった「AWSはな~んにも知らない!」という状況でした。
それがたった1日でリージョン、AZ(アベイラビリティゾーン)やらS3 Glacier Deep Archive といった超主要な概念やサービスをザッと体系的かつ全体的に把握できました。
オンライン講義を受けながら、メモ帳でメモを取りながらの受講。
非常にコンパクトながらメリハリある講義で、ポイントがよくわかりました。
AWSのメリット、AWS Well-Architected フレームワーク、といった基礎概念から、主要なサービスを一通りザックリと把握でき、今後の学習の土台を固められました!

問題集(Webサイト・無料)

この問題集のおかげで AWS Certified Cloud Practitioner 試験に合格したといっても過言ではない超有名なWeb問題集「AWS認定資格 無料WEB問題集&徹底解説を使い倒しました!
無料でこのような体験を提供されているとは... 本当に神ですし大感謝です!
aws-exam.net

スマホで隙間時間にも理解を積み重ねられ、本当に重宝しました。

日々問題数が増加しているのですが、私の時は合計約160~70問。
間違えた問題のみ解きなおすことが可能で、30問ほど解きなおしました。

古すぎる問題や重複問題もありますが、そうだとわかりますし、重複問題は出題されやすいのかなと受け止めてとにかく解きました。
次々と理解が進む手ごたえがありましたね。

このサイトの面白いところは、利用者が好き勝手にコメントを残せるところ。
ネタのようなコメントもありますが、とても有益なコメントもあり、楽しく活用できました。
私も数十件ほどコメントを残しておきました。
コメントするにはしっかりとした理解や振り返り(場合によってはちゃんと調べる)が必要なので、自分のためにもなりました。

入門書(紙の書籍)

私の場合、紙の書籍&マーカー・書き込み、といった環境&行為により知識が脳にしみこんでいくようです。
そこで、紙の書籍を比較検討のうえ購入しました。
AWSの基本・仕組み・重要用語が全部わかる教科書」です。

その時点では AWS Certified Cloud Practitioner 試験を目指していたものの、私のいったんのゴールはその上の AWS Certified Solutions Architect - Associate 試験と定めていました。
AWS Certified Solutions Architect - Associate 試験の内容は AWS Certified Cloud Practitioner 試験の内容を包含します。
そのため、AWS Certified Solutions Architect - Associate 試験向けの参考書が必要でした。
しかし、当時はタイミング的に、AWS Certified Solutions Architect - Associate 試験向けの書籍の大半が旧試験「SAA-C02」向けでした。
私が目指す最新の「SAA-C03」向けの参考書は電子版のみであり、問題集にいたっては存在しない、という状況でした。
そんな中、1冊だけ、試験向けではないものの当時の最新版「SAA-C03」の範囲に対応する書籍がありました。
それが本書「AWSの基本・仕組み・重要用語が全部わかる教科書」でした。
こちらをチェックしたところ、図や章立てが非常にわかりやすく、かつ実務にも継続利用できると推測しました(推測は的中しました)。

AWS Certified Cloud Practitioner 試験向けには、この書籍の一部をしっかりと理解することで十分でした。
具体的には、下記の章を理解しました。

  • 第1部「入門編」:完全にスキップ(すみません。。。)
  • 第2部「基礎編」:基礎知識を体系的に理解するのに活用!
    • ネットワーク(VPC, Route 53, ELB):
      • VPCはリージョン、AZといった概念も含めて理解
    • コンピューティング(EC2, ASG):
      • EC2は料金体系も含めて丁寧に理解。
    • ストレージ(S3, EBS, EFS):
      • S3は種類(標準、Glacierなど)や代表機能(Webホストなど)も丁寧に理解
    • データベース(RDS, Aurora, DynamoDB, ElastiCache):
      • RDSやAuroraについて互換のあるDBMS、DynamoDBがサーバレスな点など
    • アプリ統合:(SNS, SQS):
    • 認証(IAM):
      • ユーザ、グループ、ロール、ポリシーは丁寧に理解
  • 第3部「実践編」:この時点では読みませんでした。

ちなみに上記のカテゴリ以外も多分に出題されます。
私の場合、「Web問題集+Google検索」といった「ピンポイントの知識だけでは対応できそうにない」と判断した段階で書籍で基礎を固めました。

なお、各サービスが有料なのか無料なのかは問われないので、「利用料金」は試験向けには読み飛ばしていました。

また、これは私の習慣なのですが、以下も行いました。

  • 蛍光マーカーで重要なポイントをマーキング
  • 自分なりの補足(Web問題集から学んだ点や、用語などWebで調べて深掘りした内容など)を朱書きで書き込み

上記は電子書籍よりは紙の書籍がやりやすく感じます。

模擬試験(公式・無料)

Amazon 公式の無料の模擬試験(下記)も活用しました。
AWS Certified Cloud Practitioner Official Practice Question Set (CLF-C01 - Japanese)

Web問題集を始めたころに、並行活用して解き終えました。
問題数は20問と少ないながらも、知識を得られるとともに、「このくらいの水準の知識が必要だ」「こんな感じで出題されるのだ」という感覚を得られました。
私は2周し、10~15分で1周できました。

お世話になったWeb記事

AWS Certified Cloud Practitioner 試験向けに、私がわからなかった点を調べて「これはいい!」と思った記事をご紹介します。

上記の記事には大変お世話になり、本当に感謝です。

受験(テストセンター)

AWS認定試験は、自宅でも受験可能となっています。
ただし私は、自宅受験だとインタラプトの懸念や、カメラオン必須のようなので不意な映り込みや部屋の片付けなどを気にして、より集中できそうなテストセンターでの受験を選択しました。

私は秋葉原のテストセンターを選びました。
雑居ビルですが、そのフロアはテストセンターのみ。
室内は静かで適温、環境面は快適でした。

試験終了後、10数分ほどでCredly(デジタルバッジ配信・管理サイト)から合格のメールが来ました。

Solutions Architect - Associate 試験向け学習方法

AWS Certified Solutions Architect - Associate 試験向けに行った学習方法をご紹介します。

導入教育

バウチャーチケット付きの教育「Architecting on AWS」を受講しました。
AWS Certified Solutions Architect - Associate」試験のバウチャーチケット付きです。
3日間とボリュームのある教育で、ハンズオン演習付きです。

電子テキストはよくまとまっていて体系立っているものの、一度では細かな点まで吸収するのは難しかったです。
(ただし教育後にも何度でも見直せます!)

私の場合、講師の説明が非常にわかりやすく、かなりの高効率で理解が深まりました。
正直、この範囲を自習しても、3日間では無理だったと思います。
メリハリをつけたポイントの解説や、時折試験向けの情報を共有いただくなど、とにかく有用でした。
※ただし、もしかしたら講師の方によるかもしれません。

加えてハンズオンが秀逸でした。
実際に管理コンソール(演習用ですが本物と同じ)にログインし、手を動かしながらVPCをつくりEC2を起動したりセキュリティグループを設定したり... 基礎がしっかりと定着します。それに面白いです!
演習は数回実行可能だったので、演習後(年末休み)にもう1周、自習しました。教育時とは異なり、自分のペースでじっくりと知識がしみこみます。
残念ながら、一番長い演習(数時間かかるらしいです)は教育時も自習もトライできなかったのですが、ほかの基礎的な演習(それでも各40~50分ほど)で基礎を理解できました。セキュリティグループとかルートテーブルとか、IAMの設定とか、やってみるのは効果大ですね!

ハンズオン(Udemy)

定評あるUdemyのハンズオンで、基礎を強化しました。

【ベストセラー完全日本語化】AWS 認定ソリューションアーキテクト アソシエイト SAA-C03 対応 2022 最新版
www.udemy.com

Udemyのハンズオンはいくつかありますが、世界的に定評がある講座の日本語版である点と、講師の方の丁寧な説明と聞き取りやすさから、この講座を選びました。

上述の教育に含まれるハンズオンは、VPCの構築やEC2の起動、といった基礎の基礎に偏っている部分が気になっていました。
こちらのハンズオンではAWS Certified Solutions Architect - Associate」試験の全体を網羅しており、IAMの細かい設定やRDSの起動など、かなり網羅的にハンズオンで知識を深められます。
AWSでの構築作業を疑似体験でき、本当に楽しいです!

ただ、私の場合に限ってですが、前述の教育に基礎的なハンズオンが含まれていたので、追加でハンズオンしなくても大丈夫だったかもしれません。
逆に、上述の教育を受けていない場合は、ハンズオンはやったほうがいいです!
特にこのハンズオンは、説明が丁寧で聞き取りやすく、着実に知識を深められました。
ただ、私は試験までに全レッスンを完了せず、IAM, EC2, ELB, ASG, RDS, Aurora, ElastiCache を7時間程度、学習しました。
IAM、EC2は実際に手を動かしたおかげで記憶に残った実感があります。

なお、ハンズオンで演習するためには、自分でAWSアカウントを作成する必要があります。
サービスによってはお金がかかってしまう(放っておくと高額になる恐れもある)ので、触るサービスの料金はきちんと確認するとともに、こまめに請求を確認しています。
また、利用前には下記の記事を参照し、手始めに「ルートアカウントを定常利用しない」「MFAを使う」を実施しました。
【レポート】【初級】AWS の利用前におさえておきたい 10 のこと #AWSSummit | DevelopersIO


模擬試験(Udemy)

定評あるUdemyの模試で、試験対策しました。

【SAA-C03版】AWS 認定ソリューションアーキテクト アソシエイト模擬試験問題集(6回分390問)
www.udemy.com

試験対策としての評判をあちこちで聞いていたのでセールで購入しました。
実際、試験には直結したと思います。

この問題を通じて得られたのは、試験で問われる各AWSサービスの組み合わせです。
実際に起こりそうなお客様の課題に対応するAWSサービスを組み合わせてソリューションを組み立て提案する疑似体験を味わいました。

私の場合、問題文や選択肢からは到底回答が思い至らなかったので、方針をガラッと切り替え、1問も全く解かずに解答と解説を表示し、読み物としてひたすら「問題」「選択肢」「解説」を読んで理解しました。
誤りの選択肢も私の知識レベルでは大きなノイズになるので基本はスルー。
「問題」「正解の選択肢」「解説」をセットで読み、どういうことなのか理解を進めました。
すると、「各AWSサービスがどういった意図で作られたのか」「実際にどんな課題が発生し得て、そこに各AWSサービスがどう刺さるのか」が、じわじわと理解できてきました。
まさに「ソリューションアーキテクト」の疑似体験です。

解説で用語の説明がない場合も、Google検索すれば事足りました。
参考情報としてAWS公式サイトなどへのリンクもありましたが、こちらは優先度を落としてスキップしました。

テストは全6回分ありましたが、1回目(65問)、2回目(15問程度)、を1周して本試験を迎えました。
その頃には合格レベルまでには理解が深まったようです。

入門書(紙の書籍)

引き続き「AWSの基本・仕組み・重要用語が全部わかる教科書」を活用しました。

AWS Certified Solutions Architect - Associate 試験向けには、この書籍の残りの一部を引き続き理解しました。
具体的には、「エンタープライズシステム」「セキュリティ」を中心に、下記の章を理解しました。

  • 第1部「入門編」:またまた完全にスキップ(ホントすみません。。。)
  • 第2部「基礎編」:基礎知識を体系的に理解するのに活用!
    • 監視(CloudWatch):
      • CloudWatch Metrics, CloudWatch Logs, CloudWatch Alarms の概要とサービスの組み合わせ方法を把握した程度
  • 第3部「実践編」:
    • エンタープライズシステム:(VPN, Direct Connect, Storage Gateway, Global Accelerator):
      • Direct Connect・VPNの基本を理解するとともに信頼性の高いDirect ConnectとサブでVPNを張る二重化の鉄板パターン、ほかFile Storage Gateway、など
    • セキュリティ(CloudTrail, Shield, VPC フローログ, WAF, KMS, Secrets Manager, GuardDuty):
      • 操作ログときたらCloudTrail、パスワードのローテーションときたらSecrets Manager、WAFやShieldはCloudFrontに統合されている、といった定番知識を把握
    • サーバレス(Lambda, API Gateway):
      • LambdaとAPI Gatewayの概要をおさえました。また、 サーバレスなAWSサービスはほかにもあるのですあⒼ書籍では各所に散在しており少し把握しづらかったので、AWS Certified Cloud Practitioner 試験向けの学習で調べた結果(前述)のサービス名を書籍に書き込んでおきました。
    • 静的Webサイト(S3, Certificate Manager, CloudFront):

特に、エンタープライズシステムの「AWS VPN」「AWS Direct Connect」の構成や仕組みを理解するのと、「AWS Storage Gateway」でオンプレのファイルバックアップ目的で活用する「ファイルゲートウェイ」の概要は理解しました。

机上検討(実務)

私の場合、机上検討を実務で行う機会に恵まれ、学習とリンクできた点も役に立ったと思います。
ただし、誰しもこのような機会に恵まれるとは限らないと思います。
私は途中でストップしましたが、Udemyなどのハンズオンを続ければ、実務を疑似的に経験できるかもしれません。

私がちょうど AWS Certified Cloud Practitioner 試験の学習を8割ほど終えそうなころ合いで、実務がスタート。
このころは基礎的な知識があったため、学習前とは異なり、何をどう検討すればよいのか、イメージできるようになっていた自分に驚いたものです。
もちろん、知らない知識はWebや書籍で調べました。
残念ながら、管理コンソールを使った実際のAWS構築作業は一切なかったのですが、料金計算ツールも活用しながらあれこれAWSサービスを調べ理解しながらの検討作業だったので、AWS Certified Solutions Architect - Associate 試験に向けた着実なステップアップになったようです。

もちろん実務ですので、AWS Certified Solutions Architect - Associate 試験の対象外となるAWSサービスについても調査と理解が必要でした。
ただし、リージョン、AZ、VPC、EC2、S3といった基本の基本は、理解できている前提での実務だったので、理解を定着できました。

料金計算ツールAWS Pricing Calculator)は、非常に使いやすく、よいですね!
calculator.aws
いくつかの条件を入れると、誰でも(とはいえAWSの基本的な知識は必須ですが...)簡単にAWSサービスの見積費用を算出できます。
算出した見積も、ハッシュ値を含むURLを生成でき、関係者に共有できます。
未ログインでも使えちゃいます!

模擬試験(公式・無料)

Amazon 公式の模擬試験(下記)も活用しました。
AWS Certified Solutions Architect – Associate Official Practice Question Set (SAA-C03 - Japanese)

Udemyの模試を購入する前に、公式模試でも事足りそうか確認する意味も込めて解き終えました。(結果、公式模試は十分役に立ったものの、やはり問題数が少なすぎるのでUdemy模試も購入しました。)
AWS Certified Cloud Practitioner 試験同様に、問題数は20問と少ないながらも、知識を得られるとともに、「このくらいの水準の知識が必要だ」「こんな感じで出題されるのだ」という感覚を得られました。
私は1周し、約30分で1周できました。

お世話になったWeb記事

AWS Certified Solutions Architect - Associate 試験向けに、私がわからなかった点を調べて「これはいい!」と思った記事をご紹介します。

上記の記事には大変お世話になり、本当に感謝です。

受験(テストセンター)

前回の AWS Certified Cloud Practitioner 試験と同様に、今回のAWS Certified Solutions Architect - Associate 試験でも、より集中できそうなテストセンターでの受験を選択しました。
場所も同じ、秋葉原のテストセンターです。

時は3月中旬。
花粉症がひどい私は、くしゃみ、鼻水、涙の嵐がかなり心配でした。抗アレルギー薬でも収まりきらないほどなので...
沢山持参したポケットティッシュですが、室内にはもちこめないとのこと。代わりに、入室前にテストセンターから箱ティッシュを提示され、好きな枚数いただけます。(足りなくなったらスタッフを呼べばよいとのこと。)
しかし、入室しPCの前に座ってから落ち着いてマウスに手を置き、実際に試験開始をカチッとクリックすると、不思議なほどにすべての症状がピタッと治まり、それから試験終了まで全く症状の気配すら感じませんでした。集中力、恐るべし...
花粉症とは無関係に、たまにせき込むのですが、それも全くなく、咳止めを忘れたのですが大丈夫でした。(でも次の機会にはちゃんと飲もう...)
なお、テストセンターから支給されたティッシュは全枚、試験終了後に試験センタで回収・破棄されます。

試験終了後、合格のメールが届くまで1日と少しかかりました。
AWS Certified Cloud Practitioner 試験のときは、10数分ほどでCredly(デジタルバッジ配信・管理サイト)から合格のメールが来たのですが...
AWS Certified Solutions Architect - Associate 試験の合格通知は、少し時間がかかるようですね。
なお、AWS Certified Solutions Architect - Associate 試験もCredlyからデジタルバッジが配信されます。

おまけ(少しだけやった学習)

私の学習期間中は、試験の最新版「SAA-C03」向けの情報が少なく、あちこちの教材に手を出しました。
試験には直結しなかったものの、気になる教材を少しご紹介します。

AWS Skill Builder の公式動画講義(初学者向け・無料)

AWS Skill Builder に、無料の公式動画講義(初学者向け)がいくつかあります。
「何々Essentials」といったタイトルの動画数本です。
ウェビナーでも見たことのある講師の方などが、非常にゆっくりと、超概要を丁寧に解説するものでした。
30分くらい飛ばし飛ばし視聴したのですが、導入教育後の私には簡単すぎたので、私はそれ以上は利用しませんでした。
ただ、「AWSが本当になんだかさっぱりわからない!」という場合は、はじめの一歩としてよいのではという印象です。

電子書籍 (無料)

無料書籍として有名な「AWS認定資格 クラウドラクティショナーの教科書」です。

学習開始後の半月ほど(30ページほど)お世話になりました。
当時の試験の最新版「SAA-C03」へ対応する数少ない書籍ということで、チョイスしました。

Kindleで読む電子書籍です。電車内の隙間時間でも寝転がってもスマホで読めるのは大変便利です。
Kindleでも蛍光マーカーを引けるのですが、Kindleの仕様(?)なのかページまたがりではマーカーを引けませんでした。(ページ区切りで分断されてしまう。)
私にとってはこのがKindleの仕様(?)使いずらく、途中で利用を中止しています。

まとめ

今回は、AWS Certified Cloud Practitioner 試験と AWS Certified Solutions Architect - Associate 試験の両方に一発で合格した勉強方法をご紹介しました!
私の生活に合わせ、無理なく3カ月コースで2つの試験を取得した方法をご紹介いたしました。

なお、資格試験は、体系的に学習できたりキャリアアップに役立つというメリットや、自身のスキルの証明にも使えます。
次の記事では、AWSの認定資格のほかにも、IT系の資格試験に合格した勉強方法のコツをご紹介する記事をまとめています。
是非、チェックしてみてください!
intellista.hatenablog.com


また、AWSといったインフラエンジニアの領域で気になるのは、やはりCCNACisco Certified Network Associate)です。CCNAとはネットワークエンジニアを目指す方の入門資格のひとつで、ネットワーク関連機器の世界最大手といわれるシスコシステムズ社が実施する認定資格です。ちょっと目移りしますよね。
学習効率や就職・転職を視野に入れた場合、ITスクールを利用するといった選択肢もあります。
次のITスクールは、目指す未経験の方も短期間で高い市場価値のあるインフラエンジニアを目指せる就職・転職サポート付きのITスクールです。
こちらも是非、ご検討ください!


「DELL XPS 15 L502X」を Windows 11 化 & SSD化 にアップグレードしてみました!


こんにちは!

実家で眠っていた「DELL XPS 15 L502X」。
すっかりスマホタブレットで事足りるようになったようで数年が経ち、もう使わないとのことで譲り受けました。
そこで。私の好き勝手に使えるということで!
今回、このPCを Windows 11 化 & SSD してみました。楽しすぎる。。。

アップグレード対象のPCについて

DELL XPS 15 L502X」は、DELL社のノートPCです。
ノートといっても図鑑くらいあり、デカいし重いです!
発売日は2011年2月。この2023年1月現在から約12年前のPCです。
かなりの旧式ですが、JBLのスピーカーを積んでおり、音声は聞き取りやすいです。
実際、子供の冬期講習のリモート講義では快適に使えました。

使用状況の関係でバッテリーはダメになっていますが、それ以外は良好な状態です。
Wi-FiIEEE802.11bのみ対応ですが、実家も自宅もルータは11bに対応しているので、普通に使えています。

ストレージは2.5インチのSATA HDDで、容量は1TBです。

補足(読み飛ばしていただいても大丈夫です):
今回の記事とは直接関係ないのですが、「DELL XPS 15 L502X」には少し面白い仕様があります。
USBコネクタが2口あるのですが、1つはUSB3.0、もう一つはeSATA/USB2.0(USB PowerShare)のコンボコネクタです。
個人的に後者がとても面白くて、普及しなかった懐かしのeSATA、USBとコンボしている、さらにPCが電源オフでも充電可能なUSB PowerShare仕様、といったゴージャス仕様が(残念ながら使わないのですが)ちょっとお気に入りです。

Windows 11 化します!

まず、OSを Windows 11 にアップグレードします。

OSは、もともとは Windows 7 だったのですが、コロナ前に Windows 10 にアップグレード済でした。
(確か、Googleで「Windows 10 アップグレード 無料」などと検索し、Microsoft公式の方法で割とスムーズにアップグレードできた記憶があります。)
その後は特にアプリをインストールすることもなかったようで、概ねすっぴん状態。動作は軽快です。

Windows 10 は約3年半後の2025年10月14日にサポート終了となります。
そこで、Windows 11 にアップグレードすることにしました。
DELL XPS 15 L502X」は、Windows 11 のシステム要件は満たしていません。
(セキュアブートもTPMもないですし、いろいろ旧式です。)
ですが、次の記事と概ね同様の方法で、すんなりと Windows 11 に更新完了しました。
intellista.hatenablog.com

上記の記事にもリンクを貼らせていただいていますが、次のサイト様に今回もお世話になりました。
https://mazu-bunkai.com/bunkai-wp/pc/11488/2/mazu-bunkai.com

DELL XPS 15 L502X」では上記の記事と同様、USBブートからのインストール画面を起動します。

その画面で「SHIFT+F10」を押してregeditでレジストリエディタを起動し「LabConfig」にキーを2つ追加する必要がありました。(BypassSecureBootCheck、BypassTPMCheckの2つで、値はともに1。)

なお、1点だけ気を付けた点があります。
記事同様に「アップブレード」ではなく「カスタム」でインストールするのですが、その次のダイアログとして記事にはない「Windows 11 Home」「Windows 11 Education」「Windows 11 Pro」3択が表示されました。

DELL XPS 15 L502X」は「Windows 10 Home」だった(もともと「Windows 7 Home」だった気がします)ので、「Windows 11 Home」を選びました。
(「Windows 11 Pro」を選びたくなる気持ちがありましたが、軽く調べてみるとHomeとProはやはりライセンスが異なるようなので、おとなしくHomeを選びました。Proを選べるのかもしれませんが、ライセンス認証失敗&修復不能という事態も避けたかったので。)
結果、「Windows 10 Home」から「Windows 11 Home」にアップグレードしたあと、ライセンスは無事にアクティブになっていました。

素の Windows 11 に生まれ変わりました。

ただ、Windows 11 のシステム要件は満たしていないためと推測しますが、「Windowsセキュリティ」の「コア分離」の「メモリ整合性」はオンにできませんでした。

なお、ご参考までに...今回USBブートからの起動ディスクとして使ったUSBスティックメモリは、プリンストンの「UniSerB」というものです。

これでなくても全く構わないのですが、この製品のようにUSB3.0ですと高速で快適です。

SSD化します!

素の Windows 11 になった「DELL XPS 15 L502X」。
当初より搭載されているHDDですが特に遅さは感じず、十分に軽快です。
ですが経験上、自分も含めてSSD化したときの利用者の反応は「もう戻れない」という快適さなので、このタイミングでSSDも行うことにしました。

方法

SSD化は、内臓HDDをクローンすることで実現します。
全体の手順は次のようになります。
「DELL XPS 15 L502X」の内臓HDDをSSD化する全体の手順の図

  1. PCの分解:
    DELL XPS 15 L502X」を分解し、内臓HDDを取り出します。
  2. ディスクのクローン:
    クローン作業用に、「DELL XPS 15 L502X」とは別のPC(クローン作業用PC)を用意します。クローン作業用PCに「DELL XPS 15 L502X」の内臓HDDと、別途用意したSSDを、両方ともUSB接続します。そして前者を後者にクローンします。
  3. PCの組み立て:
    クローン後のSSDを「DELL XPS 15 L502X」に戻します。
    (私の手持ちのパーツの事情から、クローン先の M.2 SATA SSD を2.5インチ変換ケースに入れています。私はSABRENT製のケースを使いました。)

なお、「2. ディスクのクローン」でクローン作業用PCにHDDとSSDをUSB接続するために、次のようにインタフェースの変換装置を使いました。

  • クローン元の内臓HDD(2.5インチSATA)は、SATA to USB3.0 の変換装置を使ってUSB化しました。私はGroovyブランドの変換装置を使いました。
  • クローン先のSSDは、手持ちのパーツの事情から M.2 SATA SSD でしたので、M.2 SATA to USB3.0 の変換装置でUSB化しました。私はKingSpecブランドのドライバー工具付きの変換装置(ケース)を使いました。

PCの分解

まずDELL XPS 15 L502X」を分解して、内臓HDDを取り出しました。
DELL XPS 15 L502X」の分解方法を検索すると、かなりの記事がヒットします。
また、DELL本家から公式の分解マニュアル(下記)が配布されており、私はこれを参照してスムーズに分解・組み立てできました。

XPS 15 L502Xのサポート | マニュアル | Dell 日本
ここに「XPS L502X サービスマニュアル」というPDFがあります。
公式のメンテナンス用のマニュアルがあるなんて初めてです。分解の記事も散見されますし、修理や改造などの需要がある機種なのでしょうか。
マニュアルの「パームレストアセンブリ」の章に従ってバッテリーと外枠を外し、「ハードドライブ」の章に従ってHDDを外します。

パームレストを外すために「プラスチックスクライブ」というプラスチック製の「ヘラ」のようなものがあるとベターです。探すと売っていたりしますね。
私は持っていなかったので、以前プレゼント包装でついてきた1mm厚弱くらいのプラスチック板の端を少しだけ差し込みつつ、指で慎重に外していきました。

外してわかったのですが、HDDはWestern Digital社のScorpio Blueでした。容量は1TBです。

ディスクのクローン

内臓HDDを外したら、クローン先となる新しいSSDとともに別のPCに接続し、前者から後者にディスクをクローンします。
クローン元のHDDの容量は1TB (うちデータ量は約20~30GB程度)、クローン先のSSDは256GBです。
クローン元より先のほうが容量が小さくても、データ量はクローン先のほうが大きいので、クローンに使うツールによってはクローン可能です。

クローンに使うツールとして、まずは個人的に実績のある「MiniTool ShadowMaker Free」でのクローンを試みました。
何年か前とは異なりダークテーマなUIになっていますが、操作やメニューは同様で迷うことはありませんでした。
クローン先の容量が小さすぎるという警告ダイアログがでるので、OKして実行します。
ところが、11時間以上たっても処理中のまま、残り時間が表示されない状態。うまくいかないようです。

そのため、別のツール「AOMEI Backupper Standard」を使いました。
このツールは今回初めてしったのですが、いくつかの記事をみると何年か前からそこそこ有名なようです。
UIは非常にわかりやすく、迷わずに操作できました。

クローンしてみると、1時間少しでクローンが完了。思ったよりも早かったです。

クローン元(ディスク2)とクローン先(ディスク1)のディスクを確認すると、双方とも同様のパーティションがあり、正常にクローンできているようです。

疎通確認のため、クローン先のSSDを「DELL XPS 15 L502X」に仮マウントして起動。
するとほどなく「Operating System Not Found」の哀しい文字列が...
MBRが壊れているパターンかなぁ...と推測して調べてみると、ちょっと違いますが案の定、もとのHDDがMBRだったのに対し、クローン先のSSDがGPTだったので起動に失敗しているようでした。

ディスクがMBRかGPTかは、OSの「コンピュータの管理」の「ディスクの管理」で簡単に確認できます。
もとのHDDがディスク2(931.51GB)、クローン先のSSDはディスク1(238.47GB)です。

もとのHDD(ディスク2)の部分を右クリックして「ボリューム」を見ると、パーティションのスタイルが「MBR」となっています。

DELL XPS 15 L502X」はMBRで起動する古いシステムなんですね。

一方、クローン先のSSD(ディスク1)は、パーティションのスタイルが「GPT」となっています。

今回用意したSSDは、2017年ころ発売のPC(Windows 10)の内臓SSDだったもので、そのころにはもGPTだったのですね。

さて、無料でGPTをMBRにする方法は、データをすべて消して変換するしかなさそうです。
引き続きOSの機能で簡単に行えます。「ディスクの管理」からクローン先のボリュームをいちどすべて削除し、MBRします。

SSDMBR化したあと、「AOMEI Backupper Standard」で再クローンしました。

今度は、クローン元(ディスク2)とクローン先(ディスク1)のディスクがともに「MBR」となっていますね。

クローン先のディスク(M.2 SATA SSD)を2.5インチ変換ケースに入れます。
そして「DELL XPS 15 L502X」に仮マウントして起動すると、今度は無事に Windows 11 が起動
うれしいですね。

PCの組み立て

疎通確認が成功したので、「DELL XPS 15 L502X」にSSDをちゃんとマウントします。

ちなみに、このSSD(変換ケース)は、7mm厚です。一方、もとの内臓HDDは9.5mm厚のようでした。
ですが、内臓HDDを囲っていた金属製のマウンタにSSD(変換ケース)を装着することで、問題なく7mm厚のSSD(変換ケース)をマウントできました。(つまり、7mm厚を9.5mm厚にするためのスペーサは不要でした。)

そして、パームレストをもとに戻します。
これで、SSD化も無事に完了しました。

まとめ

今回は、実家で眠っていた古いノートPC「DELL XPS 15 L502X」を Windows 11 化 & SSD化 してみました。
昨年2022年の激務が少し落ち着き、久しぶりにゆっくりできた2023年お正月の連休。
思いがけず嬉しいPCいじりができて、とてもリフレッシュできました!

みなさん、今年も楽しく過ごしましょう!

なお、機種は異なりますが、ノートパソコンのバッテリーの換装についても記事があります。
もしよろしければご覧いただけますと嬉しいです!
intellista.hatenablog.com