【合格者談】DX推進アドバイザー認定試験に一発合格した勉強方法!
こんにちは!
DX推進アドバイザー認定試験に一発合格しました。
DX推進アドバイザー認定試験は、「一般財団法人 全日本情報学習振興協会」が主催する民間資格になります。
DXの推進には単なるITの知識だけではなく、各種産業・研究分野(金融、流通、医療、自動車、飲食、宇宙、深海、など)への応用事例や法律、最新動向といった幅広い知識が必要となります。
DX推進アドバイザー認定試験に向けた学習を通じて、これらの知識を効率よく把握できました。
本記事では、このDX推進アドバイザー認定試験の一発合格に向けて取り組んだ勉強方法をご紹介します。
試験当日の様子もレポートします。
学習時間と学習内容
学習期間は53日間でした。
※申込日(2023年4月26日)から試験日(2023年6月18日)の前日(2023年6月17日)までの日数が53日です。
ただし、この毎日学習したわけではありません。
- 公式のe-Learningを「37時間ほど」(e-Leaningの学習時間の表示は36時間58分)
- 講義の1つ目だけ、12分ほど聴講
- 答練(1問1答)の問題集(36問)を2周
- 模試(100問、90分)を2周ちょい(延べ210問)
- 1周目:83問/100問正解
- 2周目:10問/10問正解 ←操作ミスで途中で試験終了
- 3週目:85問/100問正解
- 公式テキスト(500円、紙媒体、A5サイズ)を「1.5時間ほど」
- サンプル問題(30問)を2周(延べ60問)
- テキスト本文は、サンプル問題で不正解だったキーワードを参照するのみ。
ということで、学習時間は「38.5時間ほど」(=37時間+1.5時間)となります。
試験日の3週間前までは、平日はときどき1時間以内、休日は2時間くらい、といったペース。公式e-Learningの答練2周目までと模試を半周し、公式テキストのサンプル問題も1周弱。
ただ、直前の2週間は仕事が忙しくなった(言い訳……)で全く学習できず。
試験直前の数日で公式e-Learningの3週目と、公式テキストのサンプル問題2周目まで完了させました。
DX系の認定資格試験は、とにかく「キーワード(単語)を理解する」というものが多いようです。
それに気が付いて、講義動画は早々に切り上げ、問題集での〇本ノックに徹しました。
このDXの「キーワードを理解する」ということ。
当然と言えば当然なのですが、DXについて何か体系だった手法が確立しているわけではありません。
デジタル(IT)の知識と産業の知識とその組み合わせ方を広く把握して俯瞰することが、推進者の土台として必要です。
知識と知識の組み合わせによるイノベーションを生み出すためにも、既存の知識や組み合わせ方の理解は有効だと思います。
なお、「キーワードを覚える」ではなく「キーワードを理解する」と表現したのは意図があります。
「覚える」のは単なる「丸暗記」のニュアンスで、日本の高度成長期に重視された「知識の再生」が目的です。
一方で「理解する」とは、そのキーワードの意味だけでなく背景や目的、事例や考え方など「そのキーワードを自分のことばとして語れる状態に持っていく」ことです。
「覚える」だけの「知識の再生」ができたところでDX推進の実務では何ら使い物になりません。
この試験の学習を通じて得たキーワードを「自分のことばとして語れる状態に持っていく」ことで、初めてDXを推進できる(かもしれない!)土台ができます。
(この試験に限らず、いまの学校教育やリスキリングは、「知識の再生」でなく、得た知識を前提とした「創造性」にようやく軸足を移しているように見えます。)
私の受験目的も「DXを推進できるよう、DXの知識や最新動向を効率よくできるだけ網羅的に習得したい」というものだったので、キーワードのシャワーを浴びることで、自身の中で積み重ね、キーワードのつながりを構築していく作業は楽しく、効率的かつ有意義でした。
試験当日
試験日(2023年6月18日)の試験会場は、東京大学 駒場キャンパスでした。
渋谷から京王線で数分の駒場東大前駅を降りて目の前です。
晴れていたのでストレスはなかったのですが、屋根は続いていないので雨天であれば傘は要りそうです。
試験前
1時間ほど前についてしまったのですが、意外と受験者がいました。
一緒に列車を降りたのは30人ほど、そして東大の門内にも数十人いました。
当日は「DX推進アドバイザー認定試験」だけでなく、 「全日本情報学習振興協会」が主催する他の資格試験も開催されているようでした。
試験会場の建物への案内も距離も特に不便はなかったです。
建物内にはお手洗いがあったのですが、女性用はフロアが限られていたので、注意が必要かもです。(受験室の黒板に丁寧に案内はありました。)
当日水分を取りすぎることもなく、余裕をもって現地でもお手洗いは済ませたので、問題はなかったです。
受験室に入ると、1時間前ではありますが、何名か着席していました。
広くも狭くもない、昔ながらの長机・固定椅子の大学の教室です。
「(長机) 道 (長机)」といった配置で、黒板から20列ほどの長机がありますした。
もう少し細かく言うと、「(人 空 空 人 空 人) 道 (私 空 空 人 空 人)」といった配置でした。(伝わりますかね……?)
私の左は通路、右は2席空いていたので、隣と離れていて集中しやすい割とラッキーな環境でした。
前の机とは少し距離が近かったのですが、試験が始まってしまえば気になることもなかったです。
なお、今回はあまり必要なかったかもですが、脳内血糖ブーストするために、近所のコンビニで「一口チョコ」を買って試験前に食べました。
試験中
試験中、特に不便はなく、ひたすら黙々と100問を90分(54秒/1問)で高速処理し続けました。
頑張って高速処理したのですが、100問目の解答と同時に試験終了の合図。見直す時間は1秒たりともありませんでした。
あと面白かったのは、通路の右側は「DX推進アドバイザー認定試験」ではない、別の認定試験の方々でした。
試験時間も異なり、「DX推進アドバイザー認定試験」は90分ですが、別の認定試験は60分でした。
同じ受験室で、別の試験と抱き合わせ、という状況は初めてでした。
が、私たちの試験中にぞろぞろ(できるだけ静かに)退出されていくだけのことで、気になる点はありませんでした。
試験中、野外で工事のような音が遠くに響いていましたが、こちらも試験が始まれば意識することがなかったです。
試験問題の傾向
あくまで今回かもしれませんが、試験問題(100問)の内容ザックリ、次のような比率でした。
- 約5割:公式e-Learningや公式テキストで見かけた(もしくは似た)問題
- 約3割:公式e-Learningや公式テキストの学習から何となく推測できそうな問題
- 約1割:AIがらみ(G検定合格での学習で理解済)、ITエンジニアとしてはもともと知っている内容
- 約1割:全然わからん
受験した感想としては、下記の知識は合格に必要かと思いました。
- 公式e-Learningと公式テキストは最低限マスト
- 加えて、AI周り(教師あり・教師なし・強化学習、とか)の概要を把握しているとよさそう
なお、AI周りの入門資格(といっても知識ゼロからだとかなり勉強が要りました)については、下記をご参考いただけると嬉しいです。
intellista.hatenablog.com
試験結果
結果は公式サイトの合格発表ページからログインして確認できます。
合格発表│DX推進アドバイザー認定試験│デジタルトランスフォーメーション検定
次の画面で受験番号と生年月日を入れます。
受験番号は受験票(はがき)に記載されている番号(受験申込時のメールに書かれた受験番号ではなく)ですのでご注意ください。
ログインすると、いきなり合否が表示されるようです。
私は合格していました(ひと安心)。
まとめ
本記事では、このDX推進アドバイザー認定試験の一発合格に向けて取り組んだ勉強方法をご紹介しました。
試験当日の様子もレポートしました。
IT系の知識は、認定資格試験の学習を通じると体系的に効率よく習得できます。
他にもIT系の認定資格試験について、いくつかの記事を書いております。
よろしければ、下記の記事もご参考いただき、スキルアップに役立てて頂ければ幸いです。
intellista.hatenablog.com