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【合格者談】DX検定の最上位「プロフェッショナルレベル」を一発で取得した勉強方法!

こんにちは!
DX検定の最上位レベルである「プロフェッショナルレベル」を一発で取得しました。

DX検定は、「日本イノベーション融合学会」が認定する民間資格になります。
DXの推進には単なるITの知識だけではなく、各種産業・研究分野(金融、流通、医療、自動車、飲食、宇宙、深海、など)への応用事例や法律、最新動向といった幅広い知識が必要となります。
DX検定に向けた学習を通じて、これらの知識を効率よく把握できました。

DX検定には「合格」はなく、TOEICのようにスコアがでます。スコアは1,000点満点です。
また、スコア上位の成績優秀者にはレベル判定も出ます。

  • 800以上:「DXプロフェッショナル レベル」
  • 700以上:「DXエキスパート レベル」
  • 600以上:「DXスタンダード レベル」

本記事では、このDX検定の最上位レベルである「プロフェッショナルレベル」の取得に向けて取り組んだ勉強方法をご紹介します。

学習時間と学習内容

学習期間は20日でした。
※申込日(2023年6月20日)から試験当日(2023年7月9日)までの日数が20日です。

ただし、この毎日学習したわけではありません。

  • 公式のe-Learning「DX Study」を「18.7時間ほど」(e-Leaningの学習時間の表示は18時間42分18秒)
    • 1問1答の「トレーニングモード」を、ひたすら繰り返しました。
      • 「トレーニングモード(全60問)」を7周(延べ420問)解きました。
      • 5週目(延べ300問)までは重複問題は2~3問。6~7周目は全問重複問題でした。
      • 7周目は、試験当日の1時間前に最終ウォーミングアップで駆け抜けました。
    • 「アセスメントモード」も少し味見しましたが、全問解いてから回答を確認できる仕組みのためスキマ時間での利用にはフィットせず、効率が悪いと判断して利用を中止しました。

DX検定学習時間

ただ、私の場合、ひとつ考慮すべき点があります。
このDX検定の直前に類似の認定資格試験「DX推進アドバイザー認定試験」を受験(合格)しました。
つまり、知識の土台として「DX検定」向けの学習だけでなく、その直前までに行った「DX推進アドバイザー認定試験」向けの学習も合算するのが、より正確です。

「DX推進アドバイザー認定試験」向けの学習期間は「53日間」、学習時間は「38.5時間ほど」、学習抱負は「公式e-Learning + 公式テキスト」です。
※詳しくは、下記の記事をご参照いただけますと嬉しいです。
intellista.hatenablog.com

まとめると...

No. 試験種別 学習期間 学習時間 学習方法(教材)
1 「DX推進アドバイザー認定試験」向けの学習 53日間 38.5時間 公式e-Learning + 公式テキスト
2 「DX検定」向けの学習 20日 18.7時間 公式e-Learning
3 合計 73日間 57.2時間 -

ということで、学習期間「73日間」、学習期間「57.2時間」でのDX検定「プロフェッショナルレベル」一発取得といえます。

なお、「DX推進アドバイザー認定」「DX検定」の順に受験したのは意図的です。
前者が後者より易しく、学習・試験の日程もシーケンシャルだったので、この順に知識を習得(し、その証に合格)することにしました。
(もしかしたら、試験業界内でもそのように試験日が調整されているのかもしれませんね。)

学習ツールとして「Notion」が神的な貢献!

DX検定の公式e-Learning「DX Study」の学習では、「Notion」を活用しました。
「Notion」は無料のメモアプリで、静的なWebサイトを作る感覚でサクサクと文書を作れるツールです。

「Notion」を使ってやったことは、e-Learningの解説をNotionにコピペしてキーワードなど重要単語や説明を強調する、というものです。

私の場合、e-Learningの解説をただ目で読むだけでは頭に入りにくく、ほとんど残りませんでした。
長年、紙の参考書に傾向マーカーや赤線で書き込みしながら頭にインプットしていくスタイルだったためかもしれません。
このスタイルにこだわりはないのですが、試しに似たような方法(Notionで重要単語や説明を強調)を思いつき、やってみたら知識がしっかりと定着しました。
Notionは操作性もよく、学習を阻害することはありませんでした。
紙の参考書に傾向マーカーや赤線で書き込みしている方にはオススメの方法だと思います。

具体的には、次のように活用しました。(画像は問題や解説のイメージになります。)

  • (1) DX検定の公式e-Learning「DX Study」の「トレーニングモード」で1問、解く。そして解説を読む。
    問題と解説のイメージ
  • (2) 解説を「Notion」にコピペする。(自分用なので公開は厳禁)
    ※その際、「問1」といった問題番号と、「用語 / 製品サービス / ニュース」といった理解するべきキーワードの種別もメモしておく。
    解説
  • (3) 「Notion」にペーストした回答について...
    • (3-1) 「キーワード」について「太文字+下線+赤文字」にする。(Ctrl+BUキー、Ctrl+Shift+Hキー、の操作で一瞬)
      Ctrl+BUキー操作後
      解説のキーワードを太文字化
      さらにそのままCtrl+Shift+Hキー操作後
      解説のキーワードを赤文字化
    • (3-2) 「キーワードの説明」、「自分にとって重要と判断した箇所」について「太文字+下線」にする。(Ctrl+BUキーの操作で一瞬)
      解説の重要箇所を太文字化

試験当日

試験は自宅受験で、オンライン試験です。
試験時間は60分で、問題数は120問。「30秒/問」という高速回答が求められます。

試験問題の内容は下記のような印象でした。

  • (1) 3割程度:公式e-Learning「DX Study」とソックリまたはその延長、といった問題
  • (2) 3割程度:公式e-Learning「DX Study」を理解していれば何とか推測できるかもしれない問題
  • (3) 4割程度:まったく知らない問題(2023年の最新動向など)

(1)(2)を試験勉強により大幅短縮できたので(3)を考える(推測や憶測する)時間をかなり捻出できました。

試験結果

結果は受験者にメールで通知される試験画面にログインして確認できます。
私の場合、ちょうど1か月後(2023年8月9日)になると試験結果のボタンが表示され、スコア表示や認定証ダウンロードが可能になりました。

DX検定認定証

なお、IPA定義による「DX推進人財像」と比較した際の最上位人財「プロデューサー」に対応する850点に、あと一歩とどかなかったので、次回更新の際にはリベンジできればと思います。

まとめ

本記事では、このDX検定の最上位レベルである「プロフェッショナルレベル」を一発で取得するために取り組んだ勉強方法をご紹介しました。
また、勉強で活用した無料のメモツール「Notion」についてもご紹介し、具体的な活用方法を説明いたしました。

IT系の知識は、認定資格試験の学習を通じると体系的に効率よく習得できます。

他にもIT系の認定資格試験について、いくつかの記事を書いております。
よろしければ、下記の記事もご参考いただき、スキルアップに役立てて頂ければ幸いです。

intellista.hatenablog.com