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Power Automate Desktop 勉強会 Vol.3 ハンズオンが秀逸!

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Power Automate Desktopをご存じですか?
Windows 10 のユーザなら、誰でも無料で使える自動化ツールです。
無料ということで、最近ホットですね。

今日はPower Automate Desktop 勉強会の3回目を聴講しました。
Power Automate Desktop 勉強会は毎回わかりやすくて助かります。
目玉の「ハンズオン」をはじめ、高度な機能、企業向けのポイントもキャッチアップできました。
www.youtube.com

今回のPower Automate Desktop 勉強会で私が得たことをまとめます。
なお、私のスペックは次のとおりです。

  • アプリケーション・エンジニア
  • Power Automate Desktop は個人的に利用してみたい

スペックが似ていれば、同じようなポイントが気になるかもしれません。
ご参考頂ければ嬉しいです。

ハンズオン

お目当ての「ハンズオン」で得たことをまとめます。

  • ExcelやEdgeを開いたり閉じたりできる
    • Excelの範囲を指定して値を読み書きできる
    • Webスクレイピングもできる
      しかも取りたい値をWebページを見ながらマウスで指定できる!
  • 操作の記録ができる
  • 分岐(If)やループ(For Eachなど)も組める
    • 二重ループやループからのbreakもできる
  • サブフロー(サブルーチン)を作れる

Scrathと同じようなノリで作れますね。
いわゆるローコード開発になると思います。

口々にFor Eachの二重ループが難しかった仰っていましたが、プログラミング経験のある私にはここが一番簡単でした。
つまり、プログラミング的なロジックがわかれば、Power Automate Desktopのツール的な操作方法や機能がわかれば使いこなせると思いました。

わからなかったところは次のポイントです。

  • Desktopフローの実行の説明がなかったので、操作方法がわかりませんでした。
    • Desktopフローは、2021年6月のアップデートで入った機能で、今後キモになりそうな機能だそうです。
    • こちらは後述する解説動画に説明があるそうです。助かります。

動画と一緒にハンズオンされる場合は、GitHubのハンズオン用の教材ページに行って、案内に従ってファイルをダウンロードしてください。

Power Automate Desktopを初めて操作する私には、ハンズオンが猛スピードでした。
私はExcelを開いてWebから各項目をとってくるところまではついて行けたのですが、その後のDesktopフローの作成がわからず、手を動かすのは脱落しました。
そのあとは聞く方に注力したので、だいたい内容はわかりました。

YouTube Liveなので、自分のペースで復習できそうです。
やはりYouTube Liveでの勉強会は本当に便利ですね。

なお、今回のハンズオンは中身を盛り込む方針のため、かなり早めだったそうです。
その手当もしっかりご用意されており、GitHubのハンズオン用の教材ページにハンズオン内容の解説動画もあるそうです。
この動画で、Desktopフローについても触れているそうなので、追って確認します。

ちなみに、今回のハンズオンの登壇者の方は、初学者向けの書籍「できるPower Automate Desktop ノーコードで実現するはじめてのRPA」を出されています。

できるPower Automate Desktop ノーコードで実現するはじめてのRPA できるシリーズ

できるシリーズで、とっつきやすそうですね。
いまは右も左もわからないので、気になります。

スクリプト実行アクション

フローだけでなく、スクリプト実行もできるというLTが面白かったです。

  • JavaScriptPythonスクリプトSQLステートメントも実行できる
    • フローを書くより早いこともある
    • rpachallenge.com というサイトでフォーム入力の速度を競える
  • Azure Cognitive Service Computer Visionといったほかのサービスと組み合わせて、写真の文字をマスクするデモが意表をつかれました!
    • Power Automate Desktopを使って、こんなこともできるんですね!感動です。

企業向けのポイント

こちらの情報も厚めでした。
企業向けに取り組まれている方にはよいかもです。

私は個人利用ですが、いくつか気になるトピックがありました。
※ただ私の勤務先ではそもそも利用制限されていました...

  • スマホからPCのフローを分散実行できる
  • レジストリ値で起動制御できる
  • ダッシュボードがある
  • ソリューションにフローを含めてほかの環境に展開し、テストや運用ができる
    • アプリケーションライフサイクルの管理につなげられる
    • フローの部品化や共有ができる

まとめ

今回は、Power Automate Desktop 勉強会 Vol.3 で私が得たことを簡単にまとめました。
ハンズオンにより、具体的にブラウザやExcelを使ったり分岐やループ処理のイメージがつかめました。
ご参考頂ければ嬉しいです。